目次
1. 設計課題名
地域交流センター(公民館)
2. 設計主旨
少子高齢化が進む郊外の住宅地に、地域住民の多様な活動を支援し、世代間の交流を促進する公民館を計画する。 日常的な学習・文化活動の場であるとともに、災害時には地域の一時的な避難や情報拠点としての機能も考慮する。 地域の景観に配慮し、親しみやすく利用しやすい施設を目指す。
3. 敷地条件
4. 建築計画の概要
5. 要求室
1階
2階
その他
- 上記面積は内法寸法による床面積の目安であり、計画に応じて適切に設定すること。
- 廊下、階段、便所等の面積は延べ面積に含まれる。
- 各室の配置にあたっては、利用者の動線、管理動線、避難動線、諸室の機能・関連性を十分に考慮すること。
- 採光、換気、遮音、プライバシーに配慮すること。
6. 構造計画
- 木造在来軸組工法とする。
- 建築基準法に定める構造耐力規定を遵守し、安全性を確保する。
- 耐力壁をバランス良く配置し、水平構面(床組、小屋組)の剛性を確保する。
- 基礎は、地盤調査結果(別途指示がない場合は、良好な地盤と仮定)に基づき、適切な形式(例:べた基礎、布基礎)を選定する。
- 準防火地域内の木造建築物としての防火措置を講じること(外壁、軒裏、開口部等)。
7. 設備計画
- 給排水衛生設備: 公共上下水道に接続。衛生器具の種類、個数は要求室の仕様に従う。多目的便所の設備に配慮する。給湯設備を設ける(ガスまたは電気)。雨水排水計画を適切に行う。
- 空調換気設備: 主要な諸室(事務室、多目的ホール、会議室、和室、学習室等)には冷暖房設備を設ける。換気設備は建築基準法に基づき適切に計画する。
- 電気設備: 各室に必要な照明、コンセントを計画する。情報コンセント(LAN)、テレビアンテナ端子等も必要に応じて設ける。避難誘導灯、非常用照明を設置する。
- 昇降機設備: 要求室の仕様に従い、エレベーターを設置する。
8. 外構計画
- 駐車スペース: 6台(うち1台は幅 以上の車椅子使用者用駐車スペース)を確保する。
- 駐輪スペース: 15台程度を確保する。屋根付きが望ましい。
- アプローチ: 北側道路および東側道路からの歩行者、車両の動線を明確にし、安全に配慮する。段差解消のためスロープを設けるなど、バリアフリーに配慮する。
- 植栽: 敷地内に緑化スペースを設け、地域の景観に貢献するよう配慮する。
- その他: ごみ置き場、外部水栓、施設案内板などを必要に応じて設ける。
9. 関係法令等
建築基準法、同施行令、消防法、バリアフリー法、その他関係法令・条例等を遵守すること。