建築士がマンションを買わない理由は5つあります。
①施工不良が多い
以前、横浜のマンションで杭が支持地盤に届いていなくて問題になったマンションがありましたよね?でもこんなのは氷山の一角です。もっとやばいマンションが存在します。なぜこういうことになるかというと技術者不足と安い金額でディベロッパーが発注するからです。
②改修できなくなる
マンションを買ったら毎月修繕積立金を貯めていきます。
しかし、この修繕積立金はマンションを買うときは安く設定されています。
理由は、安くして見栄えをよくしてマンションを買わせようとディベロッパーが企んでいるからです。後から問題が出てくるのに最初は言わない。恐ろしい。
また、1回目の修繕の時は修繕積立金で賄えても、2回目以降には足らなくなり不足分を請求されたりします。もしくは修繕ができなくてどんどん建物が劣化していきます。
③売れなかったら負債になる
住まなくなったら売ればいいじゃんって思うかもしれませんが、そんな簡単には売れない時代になってきています。特に築20年以上の物件はほとんど見向きもされません。それなのに修繕積立金、固定資産税などは払わなくてはいけません。一生払い続けないといけなくなるかもしれません。
④建て替えも簡単にできない
建て替えにはお金がかかります。それをマンションに住んでいる人全員から徴収するのは不可能です。年齢構成はバラバラ、収入もバラバラ。こういう状況では話は進まずどんどん朽ちていきます。たまに建て替えに成功してというニュースがありますが、これは容積率に余裕があるマンションだからです。容積率の余裕分を分譲し売り出し入居者は負担がすくなくなり、かつディベロッパーは利益を上がられるからです。でもこういうところは本当にまれです。地方でほぼないと言っていいと思います。
⑤地方の地価は右肩下がり
これだけ金融緩和が行われてマネーが不動産市場に流入しているのに地方の地価はほとんど上がっていません。良くて+数パーセント。これから劇的に上がることは難しいと思います。
これから人口減少がますます進み地価が下がっていく。つまり価値が下がっていくことが分かっているものにお金を使うなんてドブにお金を捨てているのと同じだと思いませんか?こんなものにローンを組むなんて尋常じゃありません。
まとめ
以上、建築士がマンションを買わない5つの理由でした。
逆にこれら5つ条件を満たしていないマンションは絶対買いです。
資産性があり売却もできるからです。
ちなみに私は、マンション購入にあたってもコンサルもしておりますので
相談したいことがある人はメール下さい。(佐世保限定です。)