地震でブロック塀が倒れて児童がなくなるというニュースが以前ありました。
なので、公共建築物付属するブロック塀は撤去等の工事が進んでいます。
しかし、
周りを見渡すと、まだまだ危険なブロック塀は存在しています。
そこで、一級建築士が誰でもできる危険ブロック塀を簡単に見分ける方法を解説したいと思います。
きっと役に立ちますよ!
そもそもブロック塀って?

↑こういうやつです。見たことありますよね?
このブロック自体は特別なものではなく、ホームセンターに売っています。
1個2000円くらいです。
この材料を、建築基準法に従って積み上げていきます。
建築基準法上の基準
佐世保市のホームページにわかりやすい図解がありました。

1~6までチェック項目があります。
しかし、一般の人がこれを全部チェックするのは難しいかあと思います。
そこで、誰でもできる危険ブロックを簡単にチェックする方法を説明したいと思います。
危険ブロックを簡単にチェックする方法
それは
段数を確認します。
6段以下であることを確認すればほとんどの場合大丈夫です。
なぜ、6段以下であればいいのか?
コンクリートブロックは1段20cmで造られていることが多く
20cm×6段=1.2m以下となり控壁等の措置はいらなくなるからです。
もっと簡単に言ってしまうと
6段以下であれば厳しい基準に該当してこなくなるからです。
さいごに
以上、誰でも簡単に確認できる方法でした。
ただし、大抵の場合は大丈夫だと思いますが、
・古い
・傾いている
・そもそも建築基準法を無視して作られている
などといったことも考えられるので
心配な方は、専門家に相談した方がいいと思います。
もちろん依頼をいただければ私も調査しますよ。
追記
長崎県には、危険ブロック塀除却支援事業というものがあります。
ざっくりいってしまうと
小中学校の通学路に面した部分において、通学路からの高さが1m以上又は擁壁上にある50cm以上のコンクリートブロック塀当で、市町職員が危険と判断したものについては、除却費用が一部補助されるということです。
該当するのであればこの補助を使ってみるのもいいかもしれまんね。
とにかく、何かあってからでは遅いので早めの対応をしましょう!